エンジニアの仕事で生産性を上げるためには、ポモドーロ・テクニックが効果的です。ポモドーロ・テクニックとは、集中と休憩を交互に繰り返すことで、より集中して仕事に取り組める手法のことです。

休憩を取らずに長時間仕事をし続けると集中力が維持できません。「あと数分で休憩だ」「このあと明日の会議のための資料をつくらないと」というような雑念が生じてしまうからです。一方で、ポモドーロ・テクニックは、仕事の内容をToDoリストに書いてタクス化して取り組むため、今している仕事だけに集中できるというメリットがあります。

ポモドーロ・テクニックの手順としては、まずはToDoリストに1日にする仕事をすべて書き出します。この時点でとくに意識していなかった、言語化できていない仕事が存在していることに気づきます。たとえば「資料をコピーする」「メールする」などの雑事です。雑事といえど数分は作業に時間を取られているため、意外と自分が思っているよりも一日あたりの作業数が多いことに気づきます。

そして、ストップウォッチやスマホのタイマーを25分に設定して仕事をはじめます。タイマーがなったら5分ほど休憩をとります。この手順を4回繰り返しましょう。(25分+5分)×4=120分です。作業開始から120分経ったら、今度は15分〜30分の長めの休憩を取ります。この手順をひたすら繰り返すのです。

もし、ポモドーロ・テクニックを取り入れても集中力が続かない場合は、休憩時間にきちんと休めていないか、ToDoリストに漏れがあるかもしれません。全部の仕事を書き出し、休憩中は仕事のことは考えないようにしましょう。